開業して1年が経ちました
So Nomiyama
ノミヤマラボ
先日、初めてクックパッドにレシピを投稿してみたところ、とても良く考えられたサービスだと改めて感じました。さすが日本最大のレシピサイトだけはありますね。
まず、タイトルや料理の説明、コツ、レシピの生い立ちなど各テキストに入力できる最大文字数が60~120文字とかなり少なくなっています。ブログのようにダラダラと長く書けないようになっており、これによって投稿者は、伝えたい事を制限数内に収まるように、うまく要約することが求められます。
これは、レシピをコンテンツとしてサービスに蓄積させるために、コンテンツ間の情報量が分散されないよう配慮されたものと思います。コンテンツ間で極端に情報量の差があると、レシピを探す側からすると、サービス全体がアンバランスに感じられ、使いにくくなるはずです。
また、こういう投稿サイトにありがちな「いいね」ボタンがありません。かわりに「つくれぽ」がある。つくれぽはレシピを見た人が実際に作ってみたという投稿レポート。ワンクリックで安易に評価できる「いいね」よりも、「誰かが実際に作った」という実績なので評価の信頼性が高くなるでしょう。
その他にも、投稿者だけが見れる、レシピを印刷した数、MYフォルダに入った数、参考になった数(一定時間以上レシピを見た人の数らしい)といった、ユーザーの直接的な評価ではない行動を指標として見せています。これらも評価としての信頼性が高く、投稿者としてとても参考になります。
長年のブラッシュアップの結果だと思いますが、私もソフトウェア設計の上で非常に参考になりました。こういう老舗サービスはどんどん使っていこうと思います。